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【実数値で見る】飲食店の動画マーケティングの効果【相関分析】

飲食店でも動画マーケティングを行うケースが増えてきていますが、PV数・予約数といった数値には実際どれくらいの影響があるのでしょうか?

私たちは約300店舗のグルメサイト(食べログ・ぐるなび等)のPV数・予約数といった数値データを蓄積・分析しているのですが、今回は各店舗の動画マーケティング実施状況と、2022年10月度の各種数値を基に、「動画マーケティング実施店舗の効果」を調べてみました。

「目次」より、気になる箇所だけでもご覧いただけると嬉しいです。

【まとめ】飲食店動画マーケティングの効果・分析結果

まとめとしては大まかに以下、「1.5倍以上の効果あり」といった傾向が分かりました。
——-
・実施店舗の方がPV数・予約数・来店人数で1.6~1.8倍ほど多い
・広告費については実施店舗の方が多いが、従量課金も含めての計算のため、固定費を試算すると「むしろ削減できている」
・動画マーケティング実施による各種数値への影響(相関)は、概ね「あり」と考えてよさそう
——-
分析結果としては、全体的に動画マーケティング実施店舗の方がいずれも良好な数値だった、と言えます。

以降で詳細を見ていきたいと思います。

調査対象・条件

〇調査対象
弊社サービス「リアーズ」においてグルメサイトのデータ取得を行っている約300店舗を対象としました。
※期間は2022年10月1~31日のデータです。
https://rears.link/index.html

〇対象媒体
飲食店の主要グルメサイトである以下4媒体を対象としました。
・ぐるなび
・食べログ
・ホットペッパー
・ヒトサラ

〇「動画マーケティングをしている」の判断条件
以下のような動画がGoogle検索でヒットする場合、「動画マーケティングをしている飲食店」と判断するようにしました。
・店舗PV相当の動画
・店舗SNSの動画投稿
・店舗が撮影許可を出したと思われる食レポ動画

ヒットした店舗は「実施」、ヒットしない店舗は「未実施」、判断が難しい店舗や店舗名でヒットするものの覆面調査募集サイトのものである場合などは、「その他」として扱っています。

上記の条件で、以下のような形で店舗毎の「実施」「未実施」を調べ、平均値を算出していきました。

【実際の数値】飲食店動画マーケティングの効果

今回の本題になります、各種数値を見ていきたいと思います。

【表で見る】動画マーケティング実施店舗の各種数値

実施状況毎の、店舗全体の各種数値の平均は以下のようになりました。

「実施」「未実施」店舗で差分・増減率を出していますが、PV数・予約数といった数値とも実施店舗の方が約1.6~1.8倍多い、といった傾向がありました。

反面、広告費では実施店舗の方が約6%多く、食べログ点数では「0.05点(1.6%)」と僅差のように見えています。

特筆したいのは以下、「来店人数」と「広告費」の部分です。

今回のデータ上、「広告費」は各媒体のWeb予約経由の来店人数、いわゆる「従量課金」の金額も含んだ額となっています。

実施店舗の方が一見、約7,500円多い形となっていますが、来店人数では150の差があります。

例えば送客手数料を100円(食べログのランチ予約手数料相当)と仮定して150人分の差額を試算すると、以下のように「むしろ実施店舗の方が固定費としては7,500円削減できている」ということになります。

もちろん送客手数料の基準値は媒体によって異なりますが、来店人数ベースで150名分も差がありますので、基本的には実施店舗の方が売上も多くなりやすいと言えます。

【グラフで見る】動画マーケティング実施店舗の各種数値

各種数値のグラフ(散布図)も作成してみました。
※横軸は「実施状況」で、「実施=2」「未実施=1」「その他=0」として扱っています。

各種数値でバラつきはありますが、やはり高い数値は概ね「実施」側の方に寄りがちであることが分かります。

【相関分析】動画マーケティング実施による各種数値への影響度

数値と併せ、「動画マーケティング実施によるPV数・予約数等への影響度」も出してみました。

いわゆる「相関」といったもので、「一方が伸びるともう一方も伸びるのか」といった分析手法になります。※「単回帰分析」とも呼ばれます。

影響度は「相関係数」といった指標で出しているのですが、数値が「1」に近いほど影響度が高い、ということになっています。

一般的に「0.2~0.4」で「やや相関あり」、「0.4~0.7」で「相関あり」とされていますので、広告費以外は「相関あり」の傾向があると言えます。

食べログ点数については、先のグラフでは動画マーケティング実施・未実施各店舗で差が少なかったこともあり少々意外ですが、最も相関係数が高くなっていました。

こちらの結果については、「未実施」や「その他」の店舗では食べログ点数がまだ付いていないことが多く、「0」扱いとして計測されていたため、他の数値よりも強めに「相関あり」として算出されていたことが考えられます。

とは言え、実施店舗の食べログ点数平均値が最も高い「3.25」であったことは事実なので、「ある程度の相関はある」といった分析結果と言えます。

【おわりに】飲食店が効果的な動画マーケティングを行うために

一定以上の効果が見込めることが分かった動画マーケティングですが、より効果を上げるためには、「高クオリティかつターゲットに刺さる動画制作」が必要です。

そのためには、飲食業界に詳しい動画制作会社への依頼が有効です。

以前の記事で、「飲食店におすすめの動画制作サービス」をまとめておりますので、ご参考ください。

【飲食店向け】おすすめの動画制作サービス【2022年】

また、弊社でも飲食店特化型の動画制作サービスを行っております。
リーズナブルな価格で複数、高品質な動画制作が可能です。
https://big-up.link/movie/

弊社も飲食店のWebマーケティングを支援している会社ですので、運用・分析・PDCAまで考慮しての動画制作を行わせていただきます。

なお、グルメサイトの費用対効果分析には弊社サービス「リアーズ」がおすすめです。

簡単な設定で、自動で分析可能となっておりますので、無料トライアルだけでも是非お試しください。
https://rears.link/index.html

最後までお読みいただきありがとうございました。

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